世界最大の太陽光発電所、中国ウルムチ市に稼働開始

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中国ウルムチ市に新たな歴史を刻む巨大太陽光発電所が誕生しました。中国グリーン開発グループ(CGDG)の一員である中国グリーン電力投資が、新疆ウイグル自治区に3.5GWの規模を誇るミドング太陽光発電所の運用を開始したのです。この施設は、その規模で世界最大とされ、再生可能エネルギーの新たなマイルストーンを打ち立てています。

黄河水力発電開発による2020年の2.2GW太陽光発電所の稼働以来、中国は太陽光発電の分野で目覚ましい進展を遂げてきました。今回のミドングプロジェクトは、中国建設第八工程部と中国電力建設公司(PowerChina)の手によって、段階的に完成に至りました。650Wの高性能単結晶両面二重ガラスPVパネルが526万枚以上も使用され、総投資額は154億5千万人民元にも上ります。

このプロジェクトのインフラは、123万本の支持杭や5つの220kVブースターステーション、そして750kV変電所を通じてグリッドに接続される208km以上の送電線を含んでいます。CGDGは、2024年末までに20GWを超える再生可能エネルギー設備の設置を目標に掲げており、今回のミドング太陽光発電所の稼働はその野心的な計画の一環と言えるでしょう。

再生可能エネルギーへの投資という中国政府の強い意志が反映されたこのプロジェクトは、世界中のエネルギー産業にとっても大きな一歩となることでしょう。未来への投資、そして地球環境への配慮が、今、中国ウルムチ市から始まっています。

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